常識を疑う事の重要性について

マジック

先日、僕が子供のころから尊敬して止まなかった、アメリカ拠点で活躍されているある日本人プロマジシャンと一緒にお食事に行く機会がありまして
そこで、刺激的で大変勉強になる話をお聞きしましたので
自分の中で頭を整理するためにもブログに書き残していこうと思います。
(複数に渡り書いていきます。)

ちなみに、この記事はオリジナリティや
新しい現象、マジックを作りたい人向けの記事です。
※マジック以外の分野にも当てはまる事もあると思います。

今回は、”常識を疑え”というテーマで
新しい事をやるには今までと同じやり方ではできない。むしろ、今まで否定してきた事に向き合ってこそ、新しい事が生まれるという事を書いていきます。

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常識を疑ってみる

プロの方から聞いた話で、海外のお土産で義父にボールベースというマジックをプレゼントしたそうです。

このボールベースというマジック、マジックをやっている人で知らない方はかなり少ないマジックですが、やっている人もかなり少ないと思います。

何故なら、仕掛けが巧妙ですがちゃちいですしインパクトにも欠けて、オチも作りづらいトリックだからです。

ただ初心者にはとっつきすく、簡単なマジックなのでプロの方はこれを教えて義父にやらせてみたそうです。

その後、なんとあのボールベースのマジックを失敗したという話があった様です。
どう失敗したかと言うと、ボールを消したまではいいのですが、そのままボールを戻さずに終わってしまい
「ポケットに入れたボールはどこにいったのか?」
と言われようでした。

そこで、義父から驚くべき発言がありました

「相手のポケットを使って出来ないのか?」

普通はそんな事しないよ!と思いつつ、試行錯誤を重ね、なんとボールベースを相手に渡し、かつ相手のポケットにボールを入れて行う手順を開発したのです!!!

この話を聞いた瞬間、魅力のなかったボールベースが僕の中で輝きを増しました。
次のイベント等があれば是非演じてみたいと思っております。

前置きが長くなってしまいましたが、要するにボールベースは演者が行うもので相手に渡してやるものではない。
という、無意識のうちに作り上げている常識を疑う(否定する)事により
新しい演技、マジックを作り上げることができ
マジックに輝きを与える事ができるようになります。

やってはいけない事をやる


上記は一例ですが、他にも色々な常識を疑ってみてください。

中でも1番簡単なのはやってはいけない事をやるにはどうすればいいか?

を考える事だと思っています。

アンビシャスカードやカメレオンハンカチは中でも典型的なものだと思っていて

同じ現象を繰り返してはいけないという原則に対して、アンビシャスカードは何回も同じ現象を繰り返します。

しかし、毎回違う技法を使うことによりお客さんを飽きさせませんし、煙に巻く事ができます。(この表現が適切かはわかりませんが)

カメレオンハンカチも、手の中でハンカチの色を変えますが普通手の中は見せません。

そこをあえて見せる、そしてオチにするという発想!これが凄いですよね。

他にもやってはいけない事をやって、進化しているマジックはたくさんあります。

是非、皆さんのお気に入りのマジックでも考えてみてください。

異なるレイヤー、分野の人と話す

今回の例はまさしくですが、マジックを知らない異分野の人と話すことで、新しいアイディア、価値観を受け取る事ができます。

その方も、なるべく同じレイヤーでなくて異なるレイヤー(例えばプロマジシャンだけでなく、セミプロ、アマチュア、初心者等分け隔てなく)と話をすることが大切だと話していました。

確かに異なる価値観を持っている人たちの意見は、時に型破りで(業界的に)大変参考になります。

また、そこで大事なのは”否定しない事”です。
そもそも、異なるレイヤー、分野の人なので慣習やその世界の常識を知らない事は当たり前です。

そういった影響を受けていない人からの刺激的な意見をもらう為に話しているのに

否定したら元も子もありませんし、成長することはできません。

みなさんも、広い関係を築きましょう。

まとめ

今回は、常識を疑う事の大切さ、そしてそれによる新たな発見について書いていきました。

僕自身も、まだまだ常識にとらわれていることが数多くあるので

より多くの刺激を受けて、新しい事を開拓していきたいと思います。

皆さんも、常識にとらわれず色々なモノを疑ってみてください。

そこには、新しい発見が待っているはずです。

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