【お金の基礎】「サイフの穴をふさぐには」の大事な部分をまとめてみた【書評・要約・感想】

書評

今回は、オロゴンさん著の

「サイフの穴をふさぐには」

をご紹介します。

本書はタイトルの通り
財布の穴をふさぐために必要な
お金の知識
が詰まっております。

基礎的な内容がメインなので
特に、~3年目くらいの社会人や
大学生、高校生にも是非よんで欲しいと思います。

また、子供を持つ親にも読んでもらい
金融教育の基礎として、子供に教えて欲しいですね。

自分は既に知っていると思っていても
なぜそれがだめなのか?
なぜそれをやらなければいけないのか?
が説明できない方も多いと思うので
多くの方に見ていただきたいです。

僕も、大方の内容はしっていたものの
説明できるか?と言われると難しい事も
多かったので、非常に勉強になりました。

今回は、その中でもとても参考になったと思う
内容をご紹介できればと思います。

ここで、更に知識を知りたいと思った方は
是非本書を読んでみて下さい。

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連帯保証人について

皆さん、連帯保証人には絶対になるな!
という事を聞いた事があるかもしれません。
もし、聞いたことが無い方はラッキーです。
これから気をつけましょう。

連帯保証人って言っても本人が返せなくなった時に
肩代わりすればいいだけで、基本大丈夫でしょ。
と思っている方いませんか?

もし、その様な認識だったら大間違いです。
今から、考えを改めましょう。
連帯保証人=保証人ではありません。

では、何が違うのでしょうか?

連帯保証人には、保証人には認められている
”3つの権利”が放棄させられているのです。

その3つの権利とは

  1. 催告の抗弁権 「いや、まずは借りた本人に言ってよ」と言う権利
  2. 検索の抗弁権 「あいつの財産をちゃんと調べてよ」と言う権利
  3. 分割の利益  頭わりした金額しか責任を負わなくていい利益

これらを放棄させられているというのが
どれだけ怖いかというと

  • 自分にいきなり取り立てに来ても拒否できない
  • 債務者本人に財産があっても取り立てられたら払わなければいけない
  • 保証人が何人いようが自分一人で返済しなければいけない …etc

という事です。

更に、債務者と取り立て屋がグルだった場合
一方的に連帯保証人が返済を行わなければいけません。

非常に怖いですよね。
連帯保証人だけにはなるなとは言われますが
どうしていけないのか?を語る本や人は
多くなかったので、非常に参考になりました。

なので、名前だけ貸してくれればいい
と言われても絶対に貸してはいけません。

どんなに仲のいい友達でもそれだけはやめましょう。

これは、家族にもしっかり伝えたいなと思いました。

リボ払いの恐ろしさ

クレジットカードを使った支払いでは

  • 一括
  • 分割
  • リボ払い

といくつか支払いの方法が選択できます。

その中でも、CMで多く宣伝されるものの
多くの人がやめておけという「リボ払い」とは
どれだけ怖いものなのでしょうか。
また、そもそもリボ払いとは何なのでしょう。

リボ払いとは、支払額を毎月一定にする
という支払い方法の事です。
毎月1万円支払うと決めたら、10万円つかおうが
50万円使おうが、毎月の支払いは1万円ですみます。

これだけ聞いたら、便利そうだと思いますよね。
「月々の負担を軽くする」「計画的に利用できる」
と謳われていますが、実はそれが罠なのです。

何故、毎月定額の支払いでいいのでしょうか?
金利はかかるかもしれないけど、それでも

リボ払いの手数料は一回あたり5%、10%というものではなく
利用残高全体に利率をかけて計算するものなのです。
そして、利率もかなりの割高になります。

仮に
利用額:100万円
利率:15%
毎月の返済額:5千円

とした場合、手数料はいくらでしょうか?
100万円×15%=15万円?
いえ、違います。

正解は、、、、

約125万です。

総支払額ではなく、手数料だけですよ?
総支払額だと225万にまで登ります。

怖くないですか?

利用額より多い手数料を払わなければいけないわけです。

それは、各クレジットカード会社もリボ払いを進めますよね。

また、最近はリボ払いのイメージも悪くなってきたので
ミニマムペイメント方式やフレックス払い
といった呼び方をすると所もあるみたいです。

あなたのサイフを狙っているのは
何も犯罪者だけではありません。

有名なあの企業も狙っています。

自分の知らないものは調べてから利用するようにしましょう。

SNS上での甘い罠には注意

スマホの普及により
SNSを使用している人は多いと思います。

そんなSNSでプレゼント企画をやっているアカウント
見た事はないでしょうか?

プレゼントですと、青汁王子や前澤さんが有名ですが
そういった有名な方たちではなく、
何をやっているか良く分からないけど、
お金をもってそうな感じを匂わせているアカウントです。

前澤さんは誰もがしる大富豪のため信頼できますが、
それ以外のお金配りやプレゼント企画は99.9%詐欺です。
気をつけましょう。

あの手のアカウントで掲載されている
大量のお金やプリペイドカードが写っている写真
または、動画は大抵が偽物
です。

ああいう写真を見ると信じちゃいますよね。
本当にお金持っている人だと思っちゃいますよね。

でも、ああいった画像や動画は
裏の世界では1本10万円程度で売買されています。
びっくりですよね。

そんなものにも値段がつくなんて。
でも、何故そんな高額で買うか分かりますか?
それは、そのお金を払っても釣られる人が大量にいるため
充分元が取れるからなんです。

こういったアカウントのツイートを見つけても
拡散したり、いいねしたりするのはやめておきましょう。

あなたも、カモとして見られているかもしれませんよ。

また、SNSのプレゼントにはZ李さんが書いている
noteが非常に有益なので、是非皆さんご一読下さい。

Z李さんのnoteマガジンはコチラ

自分の支出を確認する

自分のサイフの穴をふさぐために
大事なことはなんでしょうか?

そう。穴を見つける事です。
つまり、自分の収入と支出を見直すという事が必要になります。

これ意外と出来ている人は多くないのではないでしょうか?

何となくこれくらい入ってきていて、
何となくこれくらい使っている。

という認識の人が多いと思います。
もしくは、それすら把握しておらず
どうしてお金がたまらないのか分からない。
という方もいるかもしれません。

それでは、穴からお金が出ていき放題です。

辛いかもしれませんが、しっかりと自分の収入と支出に向き合いましょう。

ただ、毎月やる必要はありません。
まずは、1回だけでいいので、1ヶ月の支出を書き出してみましょう。
細かくなくて大丈夫です。ザックリで構わないので
この項目で

ちなみに、本書で書かれていた表は以下です。

【固定費】
・家賃
・水道光熱費
・携帯
・インターネット
・保険
・奨学金返済

【変動費】
・食費
・飲み会
・衣服、日用品
・その他

これを埋める事によって、自分の支出が分かり
どの部分に比重が多いかが分かります。

また、この金額は1月での金額なので
自ずと12を掛ければ1年間の出費が計算できます。
自分が1年で何にいくらお金を使っているかに
意識が向くわけです。

この、年間で考えるというのも重要で
1ヶ月だと大したことのない金額に思えても
年間にするとインパクトの大きい金額になります。
これが、抑止力に働きます。

特に、固定費を抑えると毎月必要な金額を
抑える事が出来るので、効率よく節約する事ができます。

是非、一度でいいので自分の月の支出を書き出してみましょう。

他にも色々な知識が詰まっている本書。

是非読んでみて下さい。

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